2019年6月3日月曜日

奥三河 四谷 千枚田

五月十六日
奥三河 
鞍掛山山麓 田植直後の四谷千枚田見学

田の畔での二人は実人間と見間違えるほどの案山子
山麓下側からの千枚田の眺望
千枚田の石碑類
  延命地蔵尊  万民豊楽 五穀豊穣
  草 木 塔  草や木  数ならむもの
  五 輪 塔  平安中期のころから、供養塔・墓標・舎利塔として用いられる。
         五輪卒都婆 五輪都婆
         五輪の積まれ方、下方から。
         地輪[方]水輪[円]火輪[三角]風輪[半月]空輪[宝球形]
  上の写真以外に
         明治37年(1904)山津波時の犠牲者の霊は、
            村を一望に見下ろす、カシャゲ峠に祀られている。
  山津波受難供養塔
     明治37年7月10日 
          死  者   11名 全員の氏名
          家屋全半壊  10戸  馬 2頭
               昭和31年7月10日
                  施主 大代組建立 発起人 2名

上右写真 千枚田石垣に祀られる五輪塔とお地蔵様
   上左写真 五輪卒前の田に生息する沢蟹と巻貝他    
下の写真 中腹からの一部眺望         

住居は谷間を避け高所での生活
 四谷の現状
    課 題 少子高齢化と若者の減少ほか
    人 口 2019年5月1日現在 男性65名 女性58名 計 123名
    世帯数 52戸
     田で作業していた古老曰く
   「地域に住む人たちは、殆ど高齢者で心配している。
     都会から農業に興味を持って来郷就労しても3年も持たない。」
   「小学生は近隣合わせて生徒数300名程が近年80名程に減少で不安」
   「冬季は林業関係で仕事は十分あり」


千枚田上部の小型水力発電施設
中山間ふるさと・水と土保全対策事業 四谷地区 小水力発電施設
                   施設の概要 
         発電方式   永久磁石式発電機
         水車方式   クロスフロー水車
         最大発電量  1KW
         落 差    約11m
         流 量    約10L  (変動します)
 
 日本の棚田百選より
    市町村   鳳来町(現 新城市)
    集落名   大林・大代
    平均勾配  1/4
    面積(ha)  7.4
    枚 数    852  
    法面構造   石
    水 源   渓流
    開発起源  中世
    推薦理由  景・伝
    保全の取り組み  都市住民と交流
    備 考   四谷千枚田