五月十六日
奥三河
鞍掛山山麓 田植直後の四谷千枚田見学
田の畔での二人は実人間と見間違えるほどの案山子
山麓下側からの千枚田の眺望
千枚田の石碑類
延命地蔵尊 万民豊楽 五穀豊穣
草 木 塔 草や木 数ならむもの
五 輪 塔 平安中期のころから、供養塔・墓標・舎利塔として用いられる。
五輪卒都婆 五輪都婆
五輪の積まれ方、下方から。
地輪[方]水輪[円]火輪[三角]風輪[半月]空輪[宝球形]
上の写真以外に
明治37年(1904)山津波時の犠牲者の霊は、
村を一望に見下ろす、カシャゲ峠に祀られている。
山津波受難供養塔
明治37年7月10日
死 者 11名 全員の氏名
家屋全半壊 10戸 馬 2頭
昭和31年7月10日
施主 大代組建立 発起人 2名
上右写真 千枚田石垣に祀られる五輪塔とお地蔵様
上左写真 五輪卒前の田に生息する沢蟹と巻貝他
下の写真 中腹からの一部眺望
住居は谷間を避け高所での生活
四谷の現状
課 題 少子高齢化と若者の減少ほか
人 口 2019年5月1日現在 男性65名 女性58名 計 123名
世帯数 52戸
田で作業していた古老曰く
「地域に住む人たちは、殆ど高齢者で心配している。
都会から農業に興味を持って来郷就労しても3年も持たない。」
「小学生は近隣合わせて生徒数300名程が近年80名程に減少で不安」
「冬季は林業関係で仕事は十分あり」
千枚田上部の小型水力発電施設
中山間ふるさと・水と土保全対策事業 四谷地区 小水力発電施設
施設の概要
発電方式 永久磁石式発電機
水車方式 クロスフロー水車
最大発電量 1KW
落 差 約11m
流 量 約10L (変動します)
日本の棚田百選より
市町村 鳳来町(現 新城市)
集落名 大林・大代
平均勾配 1/4
面積(ha) 7.4
枚 数 852
法面構造 石
水 源 渓流
開発起源 中世
推薦理由 景・伝
保全の取り組み 都市住民と交流
備 考 四谷千枚田